コラム マザーズ 2019.10.08

就活応援コラムvol.1『キャリアチェンジを考える』

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【Aさん(34歳・女性)のケース】

美容系専門職を数年経験後、子育て等によるブランクを経て、サービス業で約4年パート勤務。そろそろフルタイム勤務を考えるも、どんな仕事がよいのかわからない。接客は好きなのだが、まだ幼い子供のことや家事との両立等、長期的な視野で考えると、ワークライフバランスの取りやすい事務職が良いかとも考える。しかし、いわゆる事務職での勤務経験がないことがネックとなっていた。

 

希望する職種そのものの経験がないと、つい尻込みしてしまいがちですよね。

しかし、改めて職務経歴を整理してみると、今までの仕事で得た経験、スキル、能力の他、仕事への姿勢や心掛けたこと等、自分でも気づかなかった長所・強みが見えてくるものです。

その中には、目指す職種にもアピールできる能力が含まれている可能性だってあるのです。

 

今回Aさんのケースで注目したのは、対人サービスで培った、対顧客、対スタッフ間における気配り、目配りのできるコミュニケーション力ホールの接客等において、状況を俯瞰し、素早く優先順位を決め、効率的に業務遂行ができる判断力・行動力常に技術や接客向上に努める向上心。

これらの強みにAさん自身が気づくことにより、Aさんは自分に自信が持てるようになりました。また、職場の人間関係が円滑になるよう常に心掛けて行動していたAさんは、時に自身がストレスを溜てしまうこともあったよう。そんな自分の性格特徴をずっと短所だと捉えていたようなのですが、実はそれはとても重要な役割であり、大切な長所であることを知り、非常に前向きになることができたのです。

そして、未経験者応募可能な事務職へチャレンジ。見事、正社員としての就職を決めることができました。 

 

さらに特筆すべきは、一人で悶々と悩むのではなく、思い切って職業相談の窓口を訪れたAさんの行動力です。その行動こそが、今回の悩みを前向きな転機に転換するきっかけになったのかもしれません。もしあなたも、今何かモヤモヤを抱えているのなら、まずは初めの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

就活応援コラムvol.1『キャリアチェンジを考える』

 

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